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「あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙!!」
ヤバい。マジで忘れてたぞ。
「忘れてた!!」
ぬぁぁぁぁ。鈴音とのキ、キスのせいで、すっかり忘れてた……。
頭を抱え、悶えているとスッと鈴音が俺の目の前にやってきた。
「ねぇ、何で忘れてたの?」
グイッと鈴音は自分の顔を俺の鼻先数センチのところまで近づけてそう言った。
いきなりだったから条件反射でつい体を数歩程後退させた。
そして鈴音は俺に向かって妙に不気味な笑顔を向けている。
「あ、いやー……学校が忙しくって、つい」
俺は、今鈴音の笑顔をマジマジと見るのは些か恥ずかしいので、弁解しながら視線をカレンダーへと移した。
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