プロローグ

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「おはよ~、じゃねぇっての!!何でお前がここにいるんだ!?」 一応、俺だって健全な男子高校生だぞ? そりゃあ、隣に女が寝てたら誰でもこう言うと思う。 「んー?あ~、昨日寝ぼけて劉夜の部屋に来ちゃったんだね、きっと。テヘッ」 テヘッ、じゃねぇっつうの!! 「まずいい!!自分の部屋に戻れ!今すぐだ!!」 俺と鈴音の家は隣同士で、部屋の窓が異様なまでに近い……。 少し足を伸ばせば届く距離だ……そのお陰で日差しがない。 まぁ顔をちょっと出せば、天気くらいは確認できるけどな。
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