現れたお姫様

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「今すぐ立ち去りなさい。死にたくないのでしたら今すぐに」 お姫様は厳しい顔で言い放ちました。 それに王子様ははっと我に返り、お姫様を見つめました。 「貴女が、ドラゴンに囚われているという姫か?」 それにお姫様は目を見開くと眼光鋭く睨み付けました。 「立ち去りなさい!貴男のような人間では殺せはしない!」 お姫様はそう甲高い声で言い、更に強く睨みました。 王子様を案じるというよりも、ドラゴンを守るようなそれに王子様は眉間に皺を寄せました。 「貴女はドラゴンに囚われているのではないのですか?」
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