16人が本棚に入れています
本棚に追加
「今すぐ立ち去りなさい。死にたくないのでしたら今すぐに」
お姫様は厳しい顔で言い放ちました。
それに王子様ははっと我に返り、お姫様を見つめました。
「貴女が、ドラゴンに囚われているという姫か?」
それにお姫様は目を見開くと眼光鋭く睨み付けました。
「立ち去りなさい!貴男のような人間では殺せはしない!」
お姫様はそう甲高い声で言い、更に強く睨みました。
王子様を案じるというよりも、ドラゴンを守るようなそれに王子様は眉間に皺を寄せました。
「貴女はドラゴンに囚われているのではないのですか?」
最初のコメントを投稿しよう!