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「女の買い物って長いな」
健夫がオムレツを一口食べ、言う。
「そうだな、もう二時間になるな」
時計は一時を回っている。これなら外で食事をしてくるかもしれない。
そう思いながら大樹もオムレツを食べた。
「……不味ッ!!」
途端に大樹は小皿にオムレツを吐き出した。
「ちょ、おま!!俺の作ったオムレツを吐き出すな……て不味ッ!!」
健夫も二口目を吐きだす。
「すげぇぞ大樹、このオムレツ、左半分が甘くて右半分が酸っぱいぞ!!どうやったらこんなんになるんだ!?」
「てめぇが作ったもんだろうが!!」
健夫、貴様は一体全体何者なんだ?
一方その頃妹紅と姉ちゃんはというと……
「すごく……大きいです」
喫茶店で運ばれてきたパフェに妹紅は目を丸くしていた。
「ここのパフェは激ウマ&超ボリュームなんだ。さぁ、食べた食べた!」
40cmはあるフルーツパフェに挑む二人だった。
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