◆プロローグ◆

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ジメジメとする梅雨の時期。 本日も梅雨らしく雨がよくふっていた。 「お疲れー」 「「お疲れ様でした!」」 春川陸は部室で遊んでいる後輩に軽く挨拶をしながら帰路につく。今日は部活が長引いて遅くなり8時、もう真っ暗だ。 陸は傘をさしながら、家と学校の中間地点にある公園をいつものように横切っている。するとバシャバシャという音が後ろから聞こえてきた。 雨の音ではなく、後ろから人が走ってくるのだとわかった陸。 こんな雨の中大変だなと何となく振り向いてみると……
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