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ドン!
少女は追われて怖かったのだろう、前を見る余裕も無く、走っている線上にいる陸にぶつかってしまった。
「きゃっ」
少女は陸にぶつかると倒れてしまう。ちなみに陸はびくともしていない。
「あっごめん、大丈夫?」
俺は少女の手をとり起こしてあげようとした。
「……あ、ありがとうございます」
カクンっ
「あれ?」
「おっと」
恐怖で腰が抜けてしまっているのか、疲れからか上手く立てないようだ。そのため陸に支えてもらう形になる。
すると……
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