1.辺鄙なストア

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「はい、2,000円です」 ジュノ店員は反復する。 「え、だって。缶コーヒーも…」 躊躇しながら女の子は、もごもご言いよどむ。 するとジュノ店員は、 「お客さんは高値のものを買って下さるので、特別価格です」 やはり万遍の笑みを振りまきながら答えた。 「マジですかぁ? じゃあ2,000円で」 女の子は、お財布から2,000円を出す。 「丁度お預かりします。では、お客さん1回ガチャって下さい」
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