1人が本棚に入れています
本棚に追加
「魔眼って……あの異世界探記のか?」
━━なんだそれは。
「大雑把に言うと、異世界の勇者が魔眼を用いて、魔王に立ち向かったって話。未来を見透す力があったらしいけど……」
━━知らん。逸話だろう。で、村へ帰らなくて良いのか?
「……まあ、そこそこ」
━━帰るぞ。
「い……言われなくても!」
カケルは立ち上がると、急ぎ足で村へと向かった。
帰る途中も何度か魔物に襲われたが、難なく撃退する。
アイズは薬草栽培地以来、黙っていた。
最初のコメントを投稿しよう!