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桜が舞っている4月、1人あくびをしながら歩いている少年がいる。
彼の名は白石ユウキ。
この栄興学園に入学した1年だ。
「あ~だりぃなぁ。なんで入学式なんてあるんだろうな早く終わらしてタバコすいてぇなぁ」
ユウキが歩いているとふっとシャンプーのいい匂いをした髪の長い女の子があるいっていった
(なんだ今の・・・)
ユウキはちょっと気にしながらも学校に向かった。
教室に入ると机に自分の名前が書いてありユウキは自分の名前が書いてある机に座った。
「ねぇねぇ君ってもしかして関東大会で得点王になった霜山3中の白石ユウキ君だよね?」
この人懐っこい性格が特徴の少年は新山達也。
「あぁ・・・そうだけど。」そうユウキは中学時代バスケ部で関東大会に出場するほどの実力者だった。
「やっぱり高校でもバスケやるの?実はオレもバスケやってたんだよね。明後日の部活見学いっしょにいかない?あっその前に自己紹介だよね。オレ新山達也。みんなタツって呼んでる。よろしくな。」
(なんだこいつ、よく喋るやつだな)
「よろしく…」
「まさかユウキ君といっしょの高校だとは思わなかったよ。いっしょにプレー出来るといいな。」
「あのーわりぃけど…」
ガラガラッ!
先生が入ってきた。
「えーこれから体育館に向かう。みんな廊下に並んで下さい。」
ユウキは席を立った。するとまたシャンプーのいい匂いがした。
(あの子同じクラスだったんだ気づかなかったな。)「えーこれから下校します。帰りのエントランスで部活の勧誘をやっている。みんな部活に入りたいやつや見学したいやつは見ていくといい」
ユウキが外にでると部活の勧誘で道がうまっていた。ユウキは何も目を向けないで学校を出ていった。
すると後ろからタツが走ってきた。
「なんでついて来てんだよ!」
「オレの家もこっちだもん別について来てるわけじゃないよ。あっそうそう見学届けにユウキ君の名前書いといたから。」
「はぁ?何勝手にかいてんだよ。オレはなぁバスケやめたんだよ!」
ユウキはタバコを取りだし吸い始めた。
「なんでやめたんだよ?あんなに上手いのに。ユウキ君なら直ぐにレギュラーなれるのに。てかタバコ!そんなのやめなよ」
「うるせーな何でお前に言われなきゃなんないんだよ!」
ユウキはタツの言うことを無視しながら家に帰った。
ここからユウキの高校生活は始まった。
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