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その日の帰り、ユウキは昨日と同じように1人で帰ろうとしていた。すると少し前にカップルが歩いていた。「カップルかぁ。オレも彼女ほしいなあ。」
とか言いながら歩いていると、やっぱりあの声がしてきた。タツだ。
「何で置いてくんだよー。声くらいかけてくれたっていいじゃんよ。」
「わりぃわりぃ。忘れてた。」
そんな話をしていると、さっき前にいたカップルに追い付いた。
(どんなやつなんだろ。)
ユウキが顔を見てみると、カップルの正体はミクとイケメンの男だった。ユウキは歩くのを一瞬止めてしまった。「どうしたの?ユウキ君。」「いやっ…何でもねぇよ。そうだ。ファミレスで何か飲んでこーぜ。」
「あっそれいいね。いこいこ。」
2人はファミレスに歩いていった。
(なーんだあの子彼氏いたんだ。・・・てか何でがっかりしてんだよオレ。オレ恋してんのかな。そんなわけないよな。そんなわけ…。)
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