出会い

2/3
4人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
その日の帰り、ユウキは昨日と同じように1人で帰ろうとしていた。すると少し前にカップルが歩いていた。「カップルかぁ。オレも彼女ほしいなあ。」 とか言いながら歩いていると、やっぱりあの声がしてきた。タツだ。 「何で置いてくんだよー。声くらいかけてくれたっていいじゃんよ。」 「わりぃわりぃ。忘れてた。」 そんな話をしていると、さっき前にいたカップルに追い付いた。 (どんなやつなんだろ。) ユウキが顔を見てみると、カップルの正体はミクとイケメンの男だった。ユウキは歩くのを一瞬止めてしまった。「どうしたの?ユウキ君。」「いやっ…何でもねぇよ。そうだ。ファミレスで何か飲んでこーぜ。」 「あっそれいいね。いこいこ。」 2人はファミレスに歩いていった。 (なーんだあの子彼氏いたんだ。・・・てか何でがっかりしてんだよオレ。オレ恋してんのかな。そんなわけないよな。そんなわけ…。)
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!