突然

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突然

入学してはやくも3ヶ月がたとうとしていた。 2人はいつも一緒にいてタツはいつしかユウキの親友になっていた。 「今日もオレん家くる?」 「ユウキ。たまには街にでも行こうよ。」 「えーだりぃよ。」 「そう言わずにさ。」 「仕方ねぇな。」 「さすがユウキ!」 2人は少し離れた街に買い物にいくことにした。 すると前からミクとケイコが歩いてきた。 「ちょっとあれって白石じゃない?」 「あっほんとだ。ユウキ君だ。」 「一緒にカラオケとかいかないかな?」 「絶対いかないって。ユウキ君そういうの苦手そうだし…」 ケイコはミクの話を無視して2人に話しかけた。 「ねぇねぇ。これから一緒にカラオケでも行かない?」 2人はびっくりしたようすで顔を見合わせた。 「オレはいいけどユウキどうする…?」 「えっ?」 ユウキはミクの顔をみてしばらくしてから答えた。 「そっちがいいなら…」 「んじゃ決まりね!ミクー!いいってよー!」 ケイコははりきっている様子だった。 4人はカラオケに向かった。 「ごめんね急に…」 「ひまだったし大丈夫だよ。」 ミクとユウキは照れたような感じだった。 「てか彼氏いるのにいいの?」 「私彼氏いないよ。」 ミクはビックリした口調でいった。 「でもこの前2人で・・・」 「あれはお兄ちゃん。」 「そうなんだ。」 ユウキは急に元気になった。 カラオケにつき3時間ほどいた。 そしてその帰りユウキは何かを決心したかのようにミクに言った。 「あのーアドレス…聞いてもいいかな?」 「…いいよ。」 「ほんとに?」 ユウキは笑顔になった。 (やったね!) 2人はアドレスを交換しその日は別れた。
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