115人が本棚に入れています
本棚に追加
/60ページ
川本の車に乗り込み、一安心した俺は、川本に礼を言いながらタバコに火を点けた。
恐怖に晒されながら隠れていた一時間余りの時間から解放された俺は無性に藤原への怒りが込み上げてきた。
同時に徹やキン、久下の事も心配になってきた。
川本に今までの経緯を話し、どう行動したら良いのか相談した。
やはり、今は三人の安否の確認、そして保護が最優先との結論に至った。
まずどう動けば良いか話し合う。
川本から出てきた言葉はこの際開き直って徹の携帯に電話してみる事だった。
罠の可能性があるにしてもだ…
最初のコメントを投稿しよう!