見えぬ筈の赤
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何度も何度も悪夢をみる。 それは決して消えることのない罪の証。 (来るな…!) 迫ってくるのは命尽きた虚な脱け殻。 『忍に正義などあるものか…』 (それ以上はやめろ!) 『貴様も所詮は…』 (―――っ) 『人殺しよ!』 目の前が血の色に染まる。 手も忍具も、濃紺だった装束も、総てが真紅で埋め尽くされる。
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