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あたしはクラスの中心に座っている。
その自分の席からクラスを見回した。
だいたい大まかに分けてグループは
全部で5つと言ったところだろうか?
どのグループに入る?
皆、それぞれ好きだったから
どこだって構わなかった。
構わなかったけど自分の意志に
そぐなわない事をしようとしている。
それが何だかすごくイヤになった。
誰に何言われたって構わなくないか?
自分はやっぱり自分にしか守れない。
グループに入ったからって
あたしにマイナスが大幅に減るのだろうか?
減るかもしれない、
でも減らないかもしれない。
そんな感じに悩んでたままで
あたしは相変わらず独りぼっちだった。
寂しいとは想う事がなかった。
あたしは本当の寂しさとは
群とゆう檻の中に閉じこめられて
自分を失い ある日落としたのは
なんだったか分からない事だと
想っていたからだ。
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