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あたしはその日、
その噂のパンを買ってみた。
何が入っているのか、
しゃりしゃりとした食感の
生クリームと、イチゴジャムと
ほんの少ししょっぱいパン。
あたしにはすごくおいしく感じた。
味覚なんて人それぞれだから
彼女たちがおかしいだなんて思わないし
自分がおかしいだなんてもっと
思わないけど、やっぱりめんどくさい。
あたしは極力１人でもいいや。
誰が哀れそうな目しても構わないや。
自分らしくいれたらいい。
誰かのために生きれるほど強くないから。
だからと言ってきっと
自分のためだけにだってあたしは
生きるコトは出来ない気がしている。
『人は何故生まれ、死んでいくのか？』
そう聞かれたとき。
幾つか頭に浮かんでくる
社会的常識的な答え。
しかし皆が頷く答えなんてない。
人は皆、批判と反論の世界に生きている。
それは皆平等。
そこから一つずつ変わり出すのは
その批判や反論に押しつぶされてしまうか
それとも また歩けるか
自分の意志が 自分を殺してしまうかに
かかっているんだとあたしは思うのだ。
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