私「告」【独】『償』〈自〉《感》" "

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「私「自嘲」 私は誰にも理解されず唯一人の理解者は居なく 私は誰にも愛されず 私は誰からも必要とされず 生きて居ます 悲しいね 苦しいね 寂しいね 愛を知らずに生き 理解されずに生き 蔑まれながら生き 私は誰よりもいびつ 私は疎ましく思われ 苦しかった 悲しかった 寂しかった ねえ私の言葉を聞いて下さい 私は此所に居ます 私の意味を誰も知らず私の存在を否定され 慟哭し誰もが嘲笑う 道化を演じ 歌姫を演じ 絵師を演じ 誰もが嘲笑う 孤独な日常 寂れた世界 理解されない孤独 非難を受ける毎日 私を分かって欲しい 私の友達になって欲しい それすらも叶わない 祈る日々が辛かった 人形を愛した日々 人形と蔑まれた日々 悲観した日々 懇願した日々 哀願した日々 孤独の私は暗い路を歩み 愛しき娘達は側で笑ってくれる 孤独の私の唯一の安息を私は見つけました 理解される事は無い けれど歩みよってくれた娘達に 私は喜びに泣きましたでも辛かった でも苦しかった 母として 一人の人として恐かった 罵声を恐れます 人々を恐れます 憎悪を忌避します 怨みを逃避します 人形と蔑まれたしても私は娘達を守ります。
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