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そう言ってシャロンが笑顔を向けるとグリューはほっとしたように息をついて、もう一度謝った。
「色々迷惑をかけてごめん」
「ほんまやわぁ。でもまぁ、この際気にせんでえぇよ。ところでわいはアルフレッド。アルって読んでな」
グリューの謝罪に少し笑い、アルは自己紹介をする。
それにシャロンやグリューも続いた。
「俺はシャロン。見た目はともあれ中身は正真正銘男だ!可愛いって言ったらぶっ飛ばすぞ」
シャロンの自己紹介は少々物騒だったがグリューは不思議そうに首をかしげるだけだった。
「俺はグリュー。多分シャロンの同室だと思う。二人とも宜しくね」
グリューの宜しくねに二人は宜しくと言い笑った。
それにグリューもつられて笑う。
その時のグリューの笑顔に二人は固まった。
それにグリューは首をかしげる。
「グリュー、自分めっちゃ笑うとかわええなぁ」
「首かしげるとかなんか幼いぞっ。見た目はあれだけど可愛いっ」
グリューは更に首をかしげ、「シャロンの方が可愛いケド‥」と言ったがシャロンには聞こえなかったらしい。
グリューを置いて話は進められた。
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