1739人が本棚に入れています
本棚に追加
そしてさっきのひねくれた男のいた部屋の前に立つ。
「はぁ」
アイツの言ってることを呑むしかない。だがなぜか素直になれない。仕事だ仕方ない。もう他を探す時間もあまりない。
「よし!」
決心して扉を開けた。
「はぁ」
真っ先にため息が聞こえた。露骨にそこまで嫌がらなくても…
「部屋を貸してください。お金払うから」
そう言ってお金を出す。
「部屋が無かったからか?」
「はい。」
「だろうな。ま、お金を払うならいい。好きなように使え」
「ありがとうございます。」
男は無視して本を読み始めた。
「あの、時間になったら」
「教えてやるよ。ビジネスだからな。」
なにがビジネスだ勝手に学校の部屋でやってるくせに!
だが言うのはやむてそのまま演説の練習に集中することにした。
最初のコメントを投稿しよう!