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「私ね、性同一性障害じゃん?」
「うん」
私は短く返事をした。真はまた真っ赤になってモジモジしだした。
真はまた深呼吸をして喋りだした。
「でね。私……レズかもしんない」
はい?
一番の感想はそれだった。レズって……あれか?女の子が好きな女の子って奴か?
じゃあ、真は女の子が好きって事?でも、真って元々男の子だから、あれ?あれ~?えっと……つまり……
「どーゆーこと!?」
私は、声を大にして真に聞き返した。
「えっ、えっとね」
真の言葉を待つ。もし、真に好きな女が出来たと言うなら、私がそいつを潰そう。そして、私が真と……あぁ~何考えてるんだろう。真は女、真は女、真は女!よし!!
そんなこんなで、真が話すのを待った。
さぁ、真?早く話しなさい?さぁ、さぁ!
「みっ、みーちゃん……顔が、顔が恐いです……」
おっと失礼。さぁ、話しなさい。真さん?
真は深い息を吐き、話しだした。
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