どーゆーこと！？

　そこで、私はふと思った事があったので真に聞いてみる事にした。

　｢じゃあ、あのお金がたまったら手術するってゆーのは無しにするの？｣

　そう、真は高校に入ってからバイトを始めた。それも、将来手術をして心も身体も完璧な女の子になる為だ。

　｢えっ？何で？｣

　本気ですか？真はマジでハテナ顔で私に聞いて来る。

　｢いゃ、身体が男のまんまだったら、その好きになった女の人と結婚出来るし、子供も産めるのよ？マコちゃんじゃなくて相手の人がだけど、子供欲しいでしょ？｣

　まぁ、簡単に言えば、ナニを切らずに残した方が色々便利と言いたかったわけで……ナニとか言ってすみません。

　｢……なるほど!!｣

　しばらく呆然としていた真だが、急に立ち上がった。

　｢みーちゃん決めた！｣

　真は爛々と輝く目を向けながら私に言う。

　｢私、男になる!!｣

　｢いゃいゃ、アンタ元々男でしょ!?｣

　私のツッコミに『みーちゃん酷い。私は心は乙女よ！』と言い返す真。……はぁ、何か色々大変になってきた。