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私は今、真が髪を切り終わるのを待っている。
美容院は、何とか予約無しでいけた。
美容院に着いた時。
「あぁ、噛み切るじゃなくて髪を切るんだね?」
って、真が言ってた。
「真、言葉使い」
そう言うと、真は『はい』と静かになった。
美容院内での出来事。
何とか真の髪を切ってもらえる様になった。
「どうします?」
美容師のお姉さんの言葉を聞いて、真は私を見た。
私は、迷う事無く。
「バッサリ。格好良く」
私の言葉を聞いて、真は驚愕の表情をした。
「ちょっと~みーちゃん!?」
「真、言葉」
真の言葉を注意しつつ、お姉さんにバッサリと再び告げる。
真が涙目で何か言ってたけど……気にせずに待合室にいった。
そして、今。もうそろそろ終わると思うんだけど。
「みー……美音。終わった」
真の声が聞こえたので後ろを振り向く。
「まこ……と?」
そこに居たのは、美男子だった。
今まで真は前髪で隠れていたけど、顔自体は格好いい部類に入ったいる事は知っていた。
ただ、ここまで格好いいとは……知らなかった。
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