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第五話
ジュンジとウワラ大尉は苦戦していた。
ウワラには何度か確実なチャンスがあったものの、トリガーを引く瞬間にジュンジが対角線上にいたからであった。
「ジュンジ!一度真上に上昇しろ!少し離れて相手頭上から狙え!」
「了解!」
「まったく…返事だけは良いんだが…」
ジュンジのザクを目で追いながら、素早くレバーを操作しザクを左右に振りながら、スコープへ捕らえた。
「C型に負けるかよ!」
頭上からジュンジの攻撃。正面からウワラの攻撃。
「バババババッ!」
相手ザク機体の一部に蛍光ペイント弾が付着した!
「やったか…!?」
ウワラは呟いた。
「…201指揮官ザクへ…こちらの機体、約3ヵ所のペイント弾付着有り……帰艦する。」
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