Heaven

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「なに!なんて事になったんだ!」 神(エホヴァ)は驚いた。 なっなんと、運命の二人を結ぶ赤い糸が、時を越えようとしていた。 「おい!柴崎はおるか?」 カラン、カラ~ン。 神は天使を呼び出す鐘を鳴らした。 大天使、柴崎紅(24歳、女)が神の元へ飛んできた。 代々、大天使は女のみが受け継いできた。 柴崎はその中でも、ミカエルの生まれ変わりではないかと言われるほどの知性と力と魅力を備えていた。 腰には伝説の剣、ミカエルの剣を差している。 「はい、なんでございますか?エホヴァ」 なんとなく使えない上司の元で働く、有能な部下という感じがする。 「レッドライン(赤い糸)が時を越えようとしている。このままでは、人間が時を越えてしまう。レッドラインを切断し、時を越えるのを止めてくれ!」 「なぜ、そのような事に!」 柴崎は部下である 天使A君(デブハゲ、男) と 天使B君(ヤセ出っ歯、男) を呼び出した。 「今回の任務はレッドライン(赤い糸)が時を越える前に、糸を断ち切る事だ。では出発の準備にかかれ!」 「アイアイサァ~!」 二人の天使は揃って敬礼した。 こちらは有能な上司と、使えない部下二人といった感じに見える。 三人は地上へと飛び立った。
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