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sadeエルム
最近、友達と彼女が仲良し過ぎて複雑です。
月音「今日赤火と一緒に腹筋してね~」
エルム「そ……そっかぁ!」
現在月音の部屋でお話中
ここのところほぼ毎日のように赤火と部屋で遊んでいるらしい月音さんは、赤火との話が多い。
お互い曰わく『かけがえのない親友』と言っているが。
――因みにさり気なく月音さんにオレへの気持ちを聞いた時にくれた言葉は『まぁ好き』
エルム「………なんかおかしくない?」
あれ?何だか目頭が熱いよ……?
月音「エルム?どうしたの?」
そっと労るように心配そうな表情でオレの顔を覗き込んでくる月音。
気まぐれマンションには珍しいくらいのその優しさに原因も何も忘れてオレはゆっくりと月音の手を握……
コンコン
月音「あ、はーい!」
エルム「………………。」
虚しく空振った右手が寒い。
赤火「あ、エルムじゃん」
エルム「――!!」
出たな間男!!
と言いたくなったけど言えないオレ、エルム。
絶句したオレに構わず楽しげに目の前で会話する月音さんと赤火に沸々と怒りが込み上げてくる。
エルム(……なんだよ。なんだよ。2人して楽しそうに……月音さんの恋人はオレなのに…。………赤火なんて…赤火なんて友達になろうって一代決心して言ったオレを2回も断ったくせに!オレは月音さんより先にアプローチしたのに………赤火の馬鹿っ!!)
赤火「………なぁ、月音。なんか寒くないか?さっきからゾクゾクと寒気が……」
月音「え?そう?窓開けっ放しだから冷えちゃったかなぁ……エルム、寒い?」
エルム「……え?あ、はいっ!」
月音さんに尋ねられて思考を中断させるオレ。
中断して冷静になった時、激しく自分に突っ込みたくなった。
エルム(違うだろ!赤火の責め方違うだろオレ!?どこの乙女だよオレ!!)
冒頭改正します。
最近友達と彼女、両方に嫉妬してしまって悩んでます。
………どうしましょう…。
完
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