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「そうよ。悪いけどもう余り時間がないの。だから手短にいうわね。」
「は・・・はあ。」
女性の言葉に俺は意味も判らずに頷いていた。
「まず、私はこの世界の神様なの。」
「はあ????」
俺はあまりの事に驚きの声を上げた。
神様って嘘だろ?
「私は、ずっとこの能力と記憶を受け継ぐ事の出来る能力を持つ者を捜していたの。」
「な・・・・おま・・ちょっと・・」
俺は慌てて説明を求めようと女性の言葉を遮った。
「時間がないの!黙って聞きなさい!」
やっぱり、一喝され俺はその迫力に押され黙ってしまった。
「悪いけど、あなたに拒否権はないの。私は間もなく命を終える。」
その女性は昇の手を握る。
「その前にあなたに私の全てを送ります。あなたはこれから、この世界の神となり世界を見守る事になります。1万年後、あなたは次の後継者にあなたの知識や能力の全てを引き継ぐのです。」
彼女が、そう言うのと同時に膨大な量の知識や力が流れ込んできた。
「う・・・・うわあああああ・・・・・・」
いつの間にか、俺は叫び声を上げて気を失っていた。
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