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ジリリリリリリ・・・・・
バン!!!
目覚ましのベルを激しい音で止める。
「ふぁああ・・・・」
大きな欠伸をしながら、俺は布団から出た。
俺の名は、蒼流 昇(ソウリュウノボル)13歳中1だ。
布団をたたんでしまうと、台所に行き簡単な朝食の用意をした。
俺は・・・・事情があって1人暮らしをしてる。
両親とは・・・何年もあってない。
生活費だけは定期的に、置いててくれるので困らない。
学費や必要経費はメモを置いておけば、用意してくれる。
俺が未成年だから放置は流石にまずいという配慮だろ?
愛情があるわけではない。
体裁を繕っているだけだろう。
それでも・・・・・・俺と両親を繋ぐ唯一の繋がりだ。
誰からも無視される、俺にすれば・・・・・・・。
食事を済ませて片付けをしたあと、制服に着替え鞄を持って学校に向かった。
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