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それから、数日後。
荒れ果てた荒野に昇の姿があった。
昇はローブで、顔を隠していた。
王が静かに言う。
「では、これよりXランクの試験を執り行う。」
(いやーー緊張するな・・ただ・・これやると・・また、前の世界でのように、皆俺を・・・・化け物っていうのかな・・・)
昇の体は少し震えていた。
また孤立する事への恐怖に。
王は昇が緊張していると思ったのだろう。
「緊張する事はない。では試験内容だが、現在使用を確認出来ていない神級の魔法を使えると聞いている。それを全属性確認して・・試験とする。」
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