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「なあ・・銀色の髪ってのは・・・この世界にいるのかな?」
「ああ。おるぞ・・心配いらん。ちっとも、珍しい色ではない。」
その途端、昇は明るい顔をした。
「良かった。この髪・・・染まらないし、魔法でも色・・変えられなかったんだ。
前の世界では滅茶苦茶目立ってて・・・これが原因で怒られてた事もあったんだ。
生まれつきだって言っても誰も信じてくれなくて・・・」
「そうか・・・・」
王は、にっこり笑うと言った。
「お前・・1年前と比べて、随分変わったな。」
「え?」
「かわいくなったよ。」
「ええ??」
昇は顔が、赤くなっていた。
「そういうとこがな。素直になったな。昇。」
しみじみと王が言う。
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