学園入学

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「じいちゃん・・・・」 「わしの事も、いつのまにかじいちゃんになってるしな。」 そういって、嬉しそうに笑う。 「だって・・・じいちゃん、そう呼んで良いって言ったじゃん・・・・・」 昇の頭をなでながら、王は笑顔で続ける。 「そうだったな。家族の居ないお前の家族の変わりになればとそう言ったんじゃったな。他の帝達も同じじゃろう? 昇・・・過去を吹っ切る為にも、学校へ行け。これはお前の為だ。法律なんぞ、関係ない。お前の祖父として言う。いいな。」 昇は下を向いてしまった。 しばらく沈黙の後、呟くように昇は言った。 「判った。・・行くよ。」 「いい子だ。」 昇は、立ち上がるとフードを被った。 「帰る。」 「うむ。頑張れよ。良い友を見つけるんじゃぞ?」 「うん。」 昇は、転移して行った。
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