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最後の光が、ロードに渡った後、ファニーの声がした。
「昇!!」
ファニーが、顔色を変えて、昇に駆け寄った。
「近寄るんじゃねえ!ファニー!!ぐ!」
昇が、叫んだ途端だった。
昇の身体が、黒い炎に包まれた。
「な!奴に傷付けられたのか!」
「わりい。子供達庇ってたんでな。神はロードに頼んだ。・・・・一緒に居られなくてわりいな。」
ファニーは、驚愕の表情を浮かべた。
「昇!私を、置いて逝くのか!嫌だ!昇!」
手に持っていた、水晶球を地面に落とすと、全身に神力を纏った。
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