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「冥界の死者よ。そなたの用向きは理解している。だが、ここは帰ってくれ。私の前で、制裁は認めぬ。」
輝く銀の髪と光る銀の瞳で冥界の死者を見つめ静かに言った。
「認めぬだと??人間ごときが、我に指図するのか!」
「お前が、私に勝てるというのか?」
凄い威圧感を放ちながら、言う。
「な・・・人ごときがこの威圧感を放つというのか・・」
少し怯えたように死者が言った。
「お前には、判らぬのか?未熟だな。帰れ!」
その瞬間、昇から魔力が魔方陣へと注がれ、陣は逆転し、死者を冥界へと引きずり込み始めた。
「おおおお・・・・・」
「制裁は、加えておく。安心して帰れ!」
それと同時に、死者は吸い込まれ、消えた。
陣に張られていた結界も消えた。
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