26人が本棚に入れています
本棚に追加
ピリリ…ピリリ…
「朝か…」
俺は時計のアラームで目が覚めた
いつもどうり起きていつもどうり支度をする
「アレン~! 遅刻するよ~!」
普通ならこういう言葉は親がかけるだろう
だが
俺には親がいない
母さんは父さんに飽きて家を出て
父さんはなんかの研究に没頭して家にいない
ふざけた親だ
ではこの声の主は誰か
ジニーだ
親のいない俺を支えてくれる彼女だ
正直ジニーよりいい女を見たことないほど綺麗だ
その女が家の外で俺に向かって叫んでる
いつものことで近所の人も慣れているらしい
俺は飲みかけの牛乳を一気に飲むとドタバタと家を飛び出した
最初のコメントを投稿しよう!