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ハバドはそのままシモンを床に下ろし、笑みを浮かべる。
「まだまだだな」
その言葉にシモンはぷくっと頬を膨らませてハバドを睨んだ。
「子供扱いするなって言ってるだろぉ!
父ちゃんも攻撃して来いよ」
「何?父ちゃんが攻撃しても良いのか?」
ニヤリと口元を緩ませるハバドにシモンは自信満々で頷く。
「知らないぞ、どうなっても?
父ちゃんは本気で攻撃するぞ?」
ニヤニヤといやらしく笑うハバドにシモンは呆れ顔で何度も頷いた。
「いいから早く~!」
終いには駄々をこねだすシモン。
するとハバドは大きく頷いて、シモンとの距離をあっという間に詰めた。
そして身をかがめてしゃがみ込み、シモンと等身大になる。
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