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「あの…ですから騒がれるのであれば――」
「ハバド!貴様いつから親のワシに楯突くようになったのじゃ!」
「あの、母体を――」
「楯突くって…つか父親の俺が最初に抱くのは順当だろ?」
「いや、だから休ませないと―――」
「んん~、黙れ!
こうなったら…」
アースはシワシワの右拳を後ろにやり、何かの構えをする。
するとハバドも溜め息をついて、同じ構えをした。
「「ジャンケン――!!」」
「いい加減にして下さい!!!!」
ついにブチ切れた看護婦に鉄拳を喰らい、2人は室外へと追い出された。
拳をくらった頬を撫でて2人は顔を歪める。
「追い出されてしもうた…」
「親父がうるさいから…」
「何をぉ!?元はと言えば貴様がだな―――」
…反省を知らない親子である。
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