【本文】未題｜10ページ - 小説投稿エブリスタ

そして次の瞬間、琢磨はいてもたってもいられず、携帯と財布、バイクの鍵だけを持ってアパートを飛び出し、バイクに飛び乗って走らせていった。　　　テレビも照明も消さず、玄関の鍵も閉めないまま。　　　では、テレビに映し出されていた事とは…… 　　　『私はただいま、神戸市長田区の上空に来ています。』　　　『眼下には悲惨な光景が広がっています……』

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