一章

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「雪白の神子[ユキシロノミコ]さんが、さ?」 "雪白の神子"――・・・ 天より舞い降りし神の子供だと言われてる 人間界での災厄の際に舞い降りて、自身の命と引き換えにその災厄を退き去ったという・・・ その姿が白く、まるで雪の様だったから"雪白の神子" ―――でも・・・ 「待って、私は普通の女の子だよ?なのに、私が雪白の神子だなんて・・・」 「そうだな。雪白の神子は神の子供だ・・・言い伝えでは、な」 「・・・どういう意味?」 言い伝えでは? でも、それならば誰が神子とか解るんじゃないの? なんで?どうして? 「簡単な事だ。雪白の神子は普通の人間だった・・・ただ、人間共が勝手に神にしただけだよ。そして、雪白の神子の誕生は誰がなるか分からないんだ」 「分からない?」 「・・・・・・ろ・・・・・・」 「雪白の神子が誕生するのは人間界の崩壊が着たときだからな。なのに、変だよなー。守護神である家の奴等が神子だとお前を守ってるんだよ。力の無いお前を、さぁ・・・まるで、」 「やめろ・・・っ!!!!!」 有澤君が何かを言おうとした時、旭先輩が怒鳴った 秀哉先輩も、旭先輩も、見たことが無いくらいの怒りを見せてる
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