一章

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時は流れ放課後・・・ 私は旭先輩に言われた通りに教室で待っていた 隣には何故か、有澤くんが座って動かない 正直、私は苦手な有澤くんが隣でしかも2人きりなこの状況に落ち着かない 「なぁ・・・」 「わ、わっ、はいっ」 「・・・俺、ここについては全く知らないんだけどさ、あんた・・・良ければ教えてくれないか?」 有澤君に言われて、私は少しだけ悩んだ ここについて、というがそれは学校の事だろうか それとも・・・ この村に伝わる伝説の話なのだろうか・・・ 私はそこまで考えて、まさか着たばかりの彼が知るはずが無いと緩く頭【かぶり】を振った そして、有澤君を見て小さく笑う 「私で、良ければ・・・」 「ありがとな」 そう言って笑う有澤君はなんだか幼く見えた 私と有澤君がそこから、単純な日常会話をしていると教室の扉が勢いよく開いた 扉の方を見ると、そこには先輩達
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