秘密の地下4階

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エレベーターは存在しない地下4階に音もなく落ちていく。 『どうして、こんな事になってしまったんだろう』 北條豊は深いため息とともに、呟きを漏(も)らす。 エレベーターを降りると、肌を締め付けるような冷気が襲ってきた。 (……何かが変だ?) 直感が。 何かが違うと、豊に告げていた。 ゆっくりとした足取りで豊は、部屋の方向へ歩を進めた。
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