秘密の地下4階
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「えぇ、どうぞご自由に……。 社長や会長はこの事は知らない。私が責任を取ればいいんだ。私には失う物はないから……」 そう言うと豊は踵(きびす)を返した。 「おぃ! ちょっと待てよ。 誤解するなよ。俺はこの事を外部に漏らす気は、さらさらねえからよ。 ただ俺にも、その独房を使わせて貰いたんだ……」 「最初から、そう言って貰えば……」 豊が振り返りライトバンに近づきながら不敵に笑った。
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