0人が本棚に入れています
本棚に追加
「あんた意外にやるわね。見直しちゃったわ。」
永澤が100円を俺に渡す。
「え?」
「私からも勇気をたたえて報奨金よ!」
そういうと永澤はいつものように読書モードに入った。
お昼の準備をしていると児嶋が話しかけてきた。
「見事だったよ佐々木。ほら、100円。」
貯金箱に入れるような入れ方で渡した。
「あ、ありがとう。」
「次はレベル2に挑戦するかい??」
児嶋はメモ帳をポケットから取り出した。
「レベル2ってまだあるんかい。」
「レベル10まで今は考えてるよ。」
「ちなみにいくら貰えんの?」
「1万」
い、1万!?いくらなんでも高すぎるだろ。だがやってみてもいい額だ。おこづかいの足しにはなる。
「それってレベル2からしかできないの??」
「どのレベルからでもできるよ。」
「じゃレベル10で!!」
俺は勢いよく答えた。
「………」
「な、なんだよ。」
「本当にいいんだね。」
目が怖い…だめだここで諦めたら。
「お、おぅ。」
そういうと児嶋は紙を俺に渡してきた。
よし。何があってもクリアーして見せるぜ!!
最初のコメントを投稿しよう!