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『児嶋忠之からの挑戦!!今日の昼休み中に【火災報知機】を押せ!押せたら1万円。押せなかったら1万円払ってね。』
さっきのレベルより遥かに次元が違っていた。火災報知機って…しかも押せなかったら逆に1万円払わなくては…児嶋は満面の笑みで俺を見ている。
そうか、こいつは初めからこれが狙いだったんだ。初めのレベルは誰もが冗談でできる挑戦にしておき、そのあとレベル10まであると認識させておいてから、相手に簡単な事だろうと思わせる。でも実際は学校全体にかかわってくること。そうすることによって俺から1万円をボッタくろうとしているのだ。
「やっぱりやめとく。なんて言わないよね。」
ち、先手を打たれた。どうするんだ俺。やるしかないのか…
「あ、あぁ。昼休み中でいいんだよな?」
「うん。」
その笑みが憎たらしい。こうなったらこいつに目に物を見せてやる!!
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