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場所は変わってプール脇―――
「お、おい涼夜…」
割と小声で話す俺。
なんでかって言うと…
「なんで俺が踏み台になって、涼夜がのぞいてんだよッ!」
そう"見学"と称した覗きだった。
ウチの学校は設備が良いから室内プールなんて大層な物まである
だから冬でも水泳ができるってわけだ。
「つか、なんで覗きなんかしてんだよ!」
いい加減手足が痺れてきたしなんで踏み台役をやらされてるかわからない怒りから口調が強くなってしまった。
「バッバカ、覗きと言ったら男のロマン!!正面から見学に行って"ハイそうですか"って言うのは男として恥ずかしくないのかハルは!?」
いや、そこを俺にきかれても…
「だからこうしてのぞき…おッありゃ鈴姫じゃん」
その言葉を聞いた途端に春人は立ち上がった。
「どこ!?どこどこどこ!!!???」
「うわッバカ!!急に立ち上がったら…」
ドンッ!!!!
辺りに鈍い音が響いた。
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