*日常*

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神桜学園― それは俺達が通っている全国でも有数の私立高校 その功績は数多であり、卒業生のほとんどが世間一般で活躍している言わばエリート高校 また、世界遺産にも登録されるほどの長寿の桜"神桜"がこの学園には存在する 名前の由来からしても桜の存在が大きいことが伺える。 それゆえに入学は狭き門であるが学力で受ける一般試験とは異なった試験がある それは…特別試験と呼ばれ、一定の学力がありプラス特技を持っている事が条件になっている もちろん、一発芸みたいなモノではなくて卒業後活躍できるだろうと思われた特技のみ選ばれる そんな学園に通っている俺と涼夜は、俺は一般試験で受かったが涼夜は特別試験で受かっている。 涼夜の特技…と言うよりも容姿が注目されて受かったらしい。 何時だったか、涼夜に聞いてみたら… ―――――――――――――― 「なぁ、涼夜?」 「なんだよ、ハル?」 「おまえって特別試験で受かったのか?」 ※涼夜の学力はほぼ皆無です 「そうだぜ?」 「なんの特技を披露したんだ?」 「披露ってか…ただ試験官に向かってウィンクしただけだけど…」 「はっ!?」 「だから、俺は容姿が売りだからちょっと色気サービスしてウィンクしたら…試験官が… "ご、合格です///" って」 「…ぃぃよなぁ、容姿が整ってるやつは」 ――――――――――――― その後、涼夜が「ハルは地味だから無理だな!」 って言いやがったからボコボコにしてやったけど。 とにかく、よりすぐりの奴らが集まる学園がウチって事 説明長くなったけど大体わかってもらえたかな?
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