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それから二時間くらいがたち、来喜くんが妹と母親を連れて来た。
母親は、とても美人な人でビックリした。それと同時にある異変にも気付いた。手が痙攣してる。これが働けない原因かな?
かわいそうに…
妹は、僕の彼女には負けるけど、とても可愛らしい子だ。
『これからお世話になります。』上品そうな声で母親が喋った。
『はい!どうぞお入り下さい。』
『お前ってさ…良い奴だよな…ありがとう…』
って来喜に言われて照れた。
『いや…僕は寂しがりやだから、僕のためにも嬉しい事なんだよ。』
『でもよ……奴らがここを突き止めたら…お前も危ないかもしれないぞ?』
『さっきも言ったよな…死ぬとか怖くないんだって…それに、ここは僕の家だから、そんな奴ら入れさせないよ!いっぽたりともな!』
『弱そうなのに…強いんだな…』
『違うよ…恐怖を感じないだけ…だから来喜の持ってたナイフに切り付けられるという恐怖なんにも感じなかった…僕の心の一部は死んでるんだよ。』
僕自身死ぬとか全く恐怖を感じない
ただ…誰かが死ぬ方が怖いんだよ…
誰かを亡くすと…
どうしようもなく辛い
来喜…君の家族が死んだら…僕も悲しい君ももしも死んだら悲しい
今日初めてあって殺されかけたけど、僕は悲しいんだ。
お願いだから生きて下さい。
僕が守れるとこまで守ってあげる。
少し異常かもしれない…
僕は…異常かもしれない…
けど信じてるんだ。
この世界の皆は兄弟なんだって…
わかり合いたい
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