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恥ずかしくて…
そこまでは語れなかった。
というか口から出て来なかった。
馬鹿だって思われる気がして…
又笑われちゃうよ…
お前ばっかじゃねえの…皆兄弟だなんて(笑)って感じにさ(笑)
『翼…じゃあ俺…その心を治してやるよ…恐怖って必要無いように思えて…実は大切な事なんだぞ!戦場だったらお前はすぐ死ぬだろうよ。銃弾が怖くなくて飛び出して無駄死にするタイプだ。そんなんじゃ駄目だ!俺を助けてくれたお礼に…いつか死への恐怖を思い出させてやる!』
『………来喜くん…うん…僕も、そんな自分が人間じゃないみたいで…嫌なんだ。』
『ちょっとーーっ お二方!!私の事完全無視??翼さんとか酷い!!お兄の友達で妹さん可愛いねって言わなかったの翼さんが初めてです…(泣)』
『あっ……ごめんね…可愛いよ!』
『………いいです…無理に言わなくて……』
『名前なんて言うのかな妹さんと母親』
『妹は瑠梨(ルリ)と言って母さんは千鶴(チズル)だよ。』
『二人とも素敵な名前だね。でも来喜には敵わない(笑)』
『…やめてくれよ(泣)マジ恥ずかしいさ…』
『来喜くんって(笑)可愛いんだな♪』
面白いからからかってみた(笑)
『…くそぉ…すげー馬鹿にされてる気分やわ』
『ぬははっ(笑)マジで可愛い…(笑)』
『だああああっ…もう…』
『そういや皆カレーとか好きですか?良かったら作り過ぎたカレーが余ってるので食べて下さい。お口に合うかわからないですが…食べ終わったら、空いてる部屋に布団とかあるのでお風呂はいるなり寝るなり自分の家みたいに使っていいですよ。けど、僕の寝室には入らないで下さいね!それだけ守ってくれれば後は自由に使って下さい。』
一同
『はぁい!』と元気な声で答え
それぞれがしたい事を始めた。
僕は明日の支度でもしようか…汗もかいたし洗い立ての作業服を出さなくちゃ…
準備出来たら寝ようと…
その夜夢を見た…
父さんと母さんの夢
二人共笑顔で僕を見てる夢
久しぶりに見たので、ちょっと涙が出ちゃった。
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