微睡み

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せーじからのメールから一夜明け、ベッドの上で微睡みから目を覚ます。 昨夜、かずしとの交わりの途中でせーじを思い出し、そのまませーじに抱かれている錯覚に陥ってしまった。 (…最低ぇ。) 押し寄せる感情は、かずしへの愛ではなく、せーじへの未練だった。 会いたいけれど会えない。 彼は奥さんのところに帰ったのだから…。 そう、自分に言い聞かせてもう一度目を瞑った。
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