神、始動

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「いきなりあんな事されると困るよ。しかも店の入口なんかで。場違いってもんだ。」 年齢四十歳くらいのすらっとした体をしている人物はこのバー、ヌスムナの店長らしい。 「緊張でいろいろと間違ってしまいました。申し訳ありません。」 一方、私は五十歳の普通の体型をしています。 ちなみに、ナレーションが私の本職でございます。 「あんな事されたら笑うしかないよね。まぁ、いいよ。ところで君が新入りだね。私が店長の梶原だ。よろしく頼むよ。さて、裏方の仕事だったね。要らん説明は省いて、今から仕事内容を教えるから着いてきて」 そう言って、その場所まで先導していただきました。 梶原さんにてきぱきと仕事内容を教えてもらいました。 「わかったかい?」 申し分ありません。 「はい」 「じゃあ悪いけど客が待っているから、頑張ってね」 梶原さんは急いで戻って行きました。 存外、この店は繁盛しているようです。 よし、こちらも頑張りますぞ。
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