エピローグ

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『けっ、油断しすぎだぜ』 戦士が勇者に笑いながら言った。そして氷漬けになった父に棍棒を振った。 バリーン 父は、砕け散った。 『とっ父さん…』 俺は涙目で、父だった肉片を見つめた。 母は必死に父の肉片集めていた。 『ダメヨアナタ、アナタハコノセカイデイチバンツヨイスライムナンダカラ』 母は、涙を目に溜めながら俺に言った。 『ホラ、アンタモココニキテトウチャンノカラダアツメナ!』 それが母さんの最後の姿だった。 『ベギラゴン!』 ゴオオオオ 大きな炎ともに父と母は炭となった。
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