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横「また、迷惑かけたな」
忠「いえ…」
俺、何もしてないし…
その時、黙っていた村上君が横山くんの右手を掴んだ。
横「ヒナ?」
雛「やっぱり…このまま帰れんよ…」
横「………。」
雛「なんでや?何でこんな力入れて握っとるのにそんな平気な顔をしとるんや!!」
俺にはこの時、村上くんの言葉の意味がよく分からなかった。
横「はよ、帰れや」
横山くんは俺を見てやさしく言った。
居てはいけない気がした。
忠「はい…」
そして俺は一人、家に帰った。
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