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俺はそのままヨコを引っ張り歩きだす。
横「ヒナ!何処いくんや!」
痛いはずの右手…
こんなに力強く引いても何も感じないのか?
俺は無言のままあの公園に来た。
雛「この公園から…お前の家はこんなに近かったんやな」
横「なんや…何でこんな所に…」
雛「帰せへん!もうお前をあの家は帰せへんから!」
横「あそこ以外に俺には帰る場所はあらへんよ」
雛「俺の家に来いや!」
横「何言ってるんや」
雛「本気や…」
そう言って俺はヨコを抱き締めた。
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